休み明けの大きい締め切りもないし、今年のお正月休みはしっかり休めそうだと12月半ばからそわそわしていた。仕事部屋をしっかり片付けたり、たまった本や資料を読んだり、早めに実家に行っておせち料理をフルに手伝ったり父のそば打ちを手伝ったり。などと休み中のイメージを膨らませていた。
ところが12月の終わりが近づくうちに、休み前か休み中に済ませなければいけない仕事の小さい項目が、ちりも積もれば的にたまっていき、気づいたら大晦日の日が暮れても机で作業し続け、もう実家に行くのはあきらめて元日の朝に移動しようかな、、、とすら思い始めたが、思い直して腰を上げ、なんとか紅白の終盤を薪ストーブで暖かい実家で見たのでした。
ちなみに信州では大晦日の晩の宴会を「お年越し」と呼んで、スーパーでも「お年越しに!」という文句のもとにそのままテーブルにのせるような刺身やお寿司やオードブルの盛り合わせが山ほど並んで山ほど買っていく光景が見られる。東京圏だと大晦日の夜はさらっと年越し蕎麦、家にいれば準備中のおせちやお刺身もつまむかなという程度で、ごちそうのイメージはなかった気がする。ようやく慣れてきたけど、信州の大晦日の比重の大きさはまだ新鮮です。
12月中旬くらいからもっと気合を入れて各用事を片付けていけば、これほど押し迫らなかった気もするのだが、(でも下旬になって後から後から入ってきたんだもの。。。)もう直ぐお休みで留守にするからと何となく食事内容もシンプルを極めていき、慌ただしくしているうちに仕事部屋の暖房用の灯油も底をつき、締め切りもないのに締め切り間近の追い込み風情になった年末の数日。実家にたどりつくと、帰省していた兄に「頬がこけた」と言われる始末。
もともと、腹筋の最後の1回(たとえば体育の授業で30回と言われた時の30回目)が「ううう」などと言ってなかなか持ち上がらない情けないタイプだ。その前までは何とかできていたのに、最後だと思うとどっと疲れて力が出なくなるあれ、なんでしょうね。まあメンタルの弱さなのは分かっております。
でもまあ兄一家も帰省し賑やかで暖かい実家に移り、庭で焼いた焼き鳥やら父の打った短い年越し蕎麦やらを1人居残り風にたらふく食べ、薪ストーブの近くに陣取ってぼんやり紅白歌合戦からゆく年くる年を途中まで見て一晩寝ればだいぶ持ち直した。1日は昼までゆっくりして、午後はちょっと自宅に戻って残した仕事を片付け、そのあと家族と合流して近所の温泉で初湯に入って実家に戻り、翌2日は2年ぶりにスキーに挑戦、3日は筋肉痛でみしみししながら少しずつ仕事に戻った。案外お正月を満喫した気分で悔いは無しです。仕事部屋の片付けもたまった本の読破もできてないけれど。
とりあえず今年は、腹筋の最後の1回も持ち上がるしなやかな力強さを目指したいと思います。(そして毎月末にきちんと経理のまとめをしたいと思います。)
それはそれとして、近年は成人の日が必ず連休なので、ちょっと仕事を始めた後にお正月のおまけがあるみたいで、なかなか気に入っている。