2月の下旬から、小諸や東御など、近隣で生産されたいちごが、やや手の届きやすい値段になってたくさん出回るようになってきた。自分のとってのシーズン解禁で、立て続けに買っては食べ、買っては食べ、4サイクルぐらいしてちょっと気持ちが落ち着いた。
冬で乾燥しきった体が、このみずみずしさとビタミンCを要求していたらしい。
冬の間は日が傾くとまず外には出る気分にならないのだが、3月に入るとちょっと歩いてもいいかな、という雰囲気になってくる。久しぶりにレタス畑の多いエリアに行ってみたら、雪もすっかり消え、きれいに耕されて、長くなってきた日射をたっぷりため込んでいる風情だった。
3月の第一日曜は全国的にとても暖かくて、うちのあたりも19度近くまで気温が上がった。暖かければ調子が良くなるかというと、気温差が一気に20度以上というのはさすがに体がついていかなくて、その午前中はなんだか動悸がするようで調子がおかしかった。昼も過ぎればだいぶ慣れて、気分良く車で打ち合わせ先に向かっていると、道沿いの庭や畑にわらわらと文字通り沸いて出たように外仕事をしている人が見られて、そういえば今日は家のまわりで小鳥が何種類も騒いでいたし、人間も虫や動物と同じだなと愉快になる。
みんな庭やら畑やらいじりながら、何となくうれしそうなのも動物と一緒で、そのなかに、にこにこしながら軽トラのタイヤを交換している方がいらっしゃいましたが、さすがにまだ3月初旬でそれはどうでしょうか。。。と思いながら通り過ぎた。
その3日後、夜のうちにけっこう雪が降って、一気に雪景色に戻ったので、タイヤを変えてたあの人どうしてるかなあと思ったが、さすがに1日くらいで溶けたので、まあじっとしてれば大丈夫だったでしょうね。
春といえば、、の花粉もしっかり来て、のんきに畑を散歩した数日後に、電話もままならない花粉症スタートの日が来た。だいたい1、2日でひどい症状は治まって、くしゃみで腹筋が筋肉痛になって、鼻の下にヘルペスができる、という恒例のコースを今年もたどり、いまは小康状態。今朝は車の屋根が花粉で(あるいは黄砂?)うっすら黄色くなっていた。
前にも書いたが、御代田に来てから以前ほど春が苦手ではなくなった。花粉でむずむずするが、春の輪郭がくっきりしていて、春は何だか頭がぼんやりするとか言ってられない。ぼんやりはしていないのだが、あっというまに3月も半ば!いろいろ焦っております。